清水宏の世界を笑わせろ!怒涛の今治タオル奇跡のスポンサー編 1月20日(金)atLicomo

前回の高松公演、エディンバラコメディフェス殴り込みレポートのちょっと前の話。スポンサー探しに悪戦苦闘する珍道中物語。

一人での参加でしたが、無理にでも友達を引っ張ってこなかったことを後悔しました。うーん!やっぱり面白いし元気出る!

私は公演を観に行くときに人を積極的に誘ったりしないのだけど、前回のライブを観て、これは絶対友達と一緒に行きたい!と思い、どう声をかけたらいいのか迷い迷いながら「い、一緒に行かない?・・・いやあ・・・なんか面白いしイイ話でさあ・・・」などと地味に声をかけてみたりしたんだけど、違う。間違っていた。二回目のライブを観てようやく確信した。観るべきものは清水宏その人だ。だからこう言うべきだったんだ。「清水宏を見よう!」

今回も清水さんは胸のあたりが妙にパンパンに張ったオレンジのジャージ姿で登場し、ガンガンしゃべり汗だくになっていた。

清水さんのレポートは身につまされたり切ない話もありながら、とにかくワクワクするし、楽しい。けれども何よりも素敵なのはそれを話す清水さんだ。行き詰っては悩み、人からは呆れられ、自分でもヘコみ、それでも進もうとする姿は夢を見る人そのものだと思う。

とはいえ無関係な他人にとって夢を見ている人ほど迷惑なものはなく、スポンサー探しに行った先々で相手に逃げ隠れされる話は本当に可笑しい。

それはそうと夢はなんですか?と聞かれて答えられる人ってどのくらいいるんだろう?私は・・・そうじゃないかも。「私の夢はこうです!」って言える人は、きっと、いつかその夢をかなえることができる人。素敵だなあ、って思うと同時に私は大人なのにそう言えないなんてちょっと恥ずかしいなあって思ったりする。

そうこうしているうちに場面はスポンサー探し大詰め。やっと話を聞いてくれる人に辿り着きここがワンチャンスのラストチャンス、ここ一番勝負の時。舞台の上で、シドモドになった清水さんは、絞り出すように叫ぶ。「・・・何か、できたらいいなって思うんです!」わわわっと会場が沸く。ここ一番で言うに事欠いて、なんだかよくわかんないことになってるぞ!という笑い。それとは別に何か一瞬、共感のようなもの。

ああ、そうだ、と思う。明確に自分の願望や希望をイメージしたり、それを発表することも大切だけれど、けれどもっと大切なのは心を熱い思いで満たすこと、「何かが!」そう思う気持ち。そうしてそれを持って生きていくこと。それでいいんだ。それがいいんだ。

私はマンガみたいに飲みかけのコーラを「ブッ!」て吹き出す。自分で自分に驚きながら、かまわず笑う。前に座っている大柄な男性が体をゆすって笑う。開演前に隣の席に座りながら「私、こういうの初めてなんですけど、どんな感じなんですか?」と、ちょっと心配そうに聞いてきたかわいい感じの女性がほぼ全開で笑っている。

汗だくの清水さんは、猫っ毛が頭にへばりついてヘンな髪形になっている。笑いに沸く会場は共鳴し続ける。

これを分かち合いたかったんだよなあ。

次に清水さんのライブがあるときには恥ずかしいけど友達に言ってみようかな。共鳴しに行こうって。

写真は清水さんのライブちらし。シャイニングっぽいっていつも思うんだけど私だけかなあ

清水宏