ちょっと前になっちゃいましたが、燐光群「屋根裏」岡山県天神山文化プラザ行ってまいりました。

燐光群ってなんかまじめそうだなーと思って、テキストは読んで興味はあるのにちょっと二の足踏んでたのですが、植田さんのオススメもあり初観劇になりました。

物語は主に舞台中央に設置された「屋根裏」と呼ばれる箱の中で展開します。これはどうやら外界と隔離された空間を作り出すために発明された商品らしいのですが、その特性ゆえにいろいろな問題が起こり、現在では発売を禁止されているものの、根強い愛好家が存在する・・・というシロモノなのです。登場人物も、引き籠り、潔癖症、不登校児、戦場の特殊部隊の隊員、などなど、大人二人が向き合って座ったらいっぱいになってしまうほどの小さなスペースに、いろいろな問題を抱えた人たちが入れ替わり立ち代わり現れます。そしてその都度、直接観ることはできない「屋根裏」の外の世界も変化します。

一つの装置を舞台に、セリフと想像力で色々な世界が展開されるのをみていると、演劇の面白さってまさにこういうところだよなあ・・・としみじみ感じました。

さて、このお芝居は再演なのですが、10年以上前に書かれた戯曲にもかかわらず、オリジナルと異なるのは固有名詞がたった二つだそうです。

まるで今日の新聞に書いてあったようなことが舞台上では展開されていて、私も一昨日くらいにもそれなら聞いたよ、みたいな気持ちで物語が展開するのをみていたけれど、それを知って、技術は日進月歩で、流通の速度があがって、なんだかとってもめまぐるしい気がするけれど、なんだ人って全然変わらないんだな、と思うと愕然としました。何もほぼ解決されてないし、解決される兆しもないなんて!!わーびっくり。そりゃ必要だわ屋根裏。パンフレットにはこう書いています。「これは発明なんだ 今も誰かが あの屋根裏に立て籠もっている」そうだね・・・

あ、ところで私、第一印象が外れたことってないんです。単に思い込みが激しく頑固なだけかもしれませんが。今回の公演、やっぱりまじめそうな人が多かったですよ!あ、でも「まじめそーだから~」って敬遠してたのをちょっと頑張って観に行けてよかったです。

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