サンポートホール高松・演劇どっとこむ
「高松なう」演出:多田淳之介

観てきた。
優しい気持ちになりました。

「高松なう」というタイトルだから、
「今の高松」という大きな(漠然とした)ものを表現する、
そんな舞台になるんだろうと勝手に想像していた。

でもそうではなくて、語られたのは
出演者それぞれの「高松」についての記憶。

記憶とは、個人のもの。
でも、それが家族や街の人たちの記憶へと繋がり、
場所そのものの記憶になり、
そして、街の記憶になるのかもしれない。

高松以外に住んでいる出演者もいて、
でも、それぞれの距離から見た高松への記憶が重なって
高松そのものの記憶になる。今。
そしてそれは続いていく。重なっていく。

私だったら、どんな記憶を伝えたいだろう?

そんなことを考えながら観ていると、
自分もまさに「なう」に含まれているように感じられた。

芝居のことではないけど、
多くの出演者が「映画作りに参加しています」と言っていて、
地元で演劇に関わっている人が少なかったことがちょっとさみしかった。
でもそれは、出演者のみなさんの問題ではなくて、
受け入れる側の問題。
「演技してみたい」と思ったとき、
地元の劇団と出会ってないんだよね。もったいない!チャンスなのに!

これからの課題です。私の。
良い刺激になりました。

出演者、関係者のみなさま、ありがとうございました!